【ただキュービクルを入替するだけで満足ですか?】
キュービクル(高圧受変電設備)は、多くの機器で構成されています。
各機器には耐用年数が設定されており、交換時期になると担当の主任技術者さんから指摘が上がります。
すぐに交換が必要な危険な状態が発覚した場合は、急いで対応する必要がありますが「そろそろ交換時期ですよ」という案内であれば、業者を選定し(金額が大きい場合が多いので数社に声をかけすると良いです)、見積もりを取り、最適な金額と内容を確認しておくことが大切です。その際、現地を見てもらい、何を交換するか、どのような作業をするか、停電時間はどの程度かなどを確認しておくことを忘れないでください。
【対応せずにいると・・】
もし何もしなければ、最悪の場合、火災や停電、周辺への波及事故などのトラブルが発生する可能性があり、管理者責任を問われることになりますので、ご注意ください。
オーナーとしては、突然の停電によるテナントや入居者からのクレームや、生産がストップするなどの問題が発生する可能性があります。
その場合、東電や主任技術者さん、工事屋さん、必要な各種メーカー材料屋さんなどに連絡して、仮設で電源を引っ張る必要があるかもしれません。
また、物が揃い次第、復旧工事を急いで行う必要があり、事後の言い値(突貫スペシャルプライス)が請求される可能性も高くなります。
【計画的に更新ができる場合には、多くのメリットもあります。】
まず現状把握として、電気使用量や瞬時のピークなどを調べ、トランスや各ブレーカーの
容量を下げることが可能になる場合が多くあります。
最初にキュービクルを設置する時は、設計屋さんや電気屋さんがエアコンや照明の数、使う機器などを積算し、
さらに余力を持たせた設計をしていることが多く見受けられます。
その後、キュービクルを入れ替えるタイミング(20年後?)で、電気使用量が変わっていないというお客様は
実際にはほとんどいません。そこで、トランスやブレーカーの容量を下げることができれば、
キュービクル自体も小さくなり、VCB型からPF-S型にでき、これだけで3桁万円下がることもあります。
さらに、使用量が50kVA以下しか使っていなければ、低電圧に切り替え、高圧を廃止することも可能です。
その場合、キュービクル自体は不要で、盤に切り替えをします。高電圧は使用単価は安いのですが、基本料金が
高額になるため、そもそも電気をあまり使っていない場合は低電圧に切り替える方がメリットもあります。
エアコンは省エネに、照明はLEDに、エレベーターもリニューアルされていたりするため、現在使用量の
3倍程度の容量のトランスや、使っていないブレーカーが入っていることがよくあります。
そこで、トランスやブレーカーの容量を下げることができれば、キュービクル自体も小さくなり、
VCB型からPF-S型にでき、これだけで3桁万円下がることもあります。
さらに、使用量が50kVA以下てあれば、低電圧に切り替え、高圧を廃止することも可能です。
その場合、キュービクル自体が不要で、盤に切り替えをします。
高圧は使用単価は安いのですが、基本料金が高額になるため、そもそも電気をあまり使っていない場合は
低電圧に切り替える方がメリットがあります。
【実際にあったこんなケース】
最近、あるお客様は低電圧に切り替えたことで、年間の電気料金が204万6084円から131万4708円になり、約73万円の節約になりました。
ただし、低電圧に切り替えただけでなく電子ブレーカーや新電力などを駆使しましたが。
ざっくりですが、4年で元が取れる計算になります。
また、主任技術者さん点検費用が毎月3万円、年間36万円かかっていたので、これを考慮すると実質的には3年で元が取れました。
【お客様それぞれのお考えに合ったご提案が可能です】
お客様のご要望に応じて、テナントビルであれば電気代借主負担のイニシャルコストを下げる提案、工場であればランニングコストを下げる提案など、それぞれの状況に合わせた最適な提案をご提供できればと思います。
また、高圧の場合は、東電との分解点となる開閉器(PASやUGSなど)や、開閉器からキュービクルまでの高圧配線にも耐用年数があるため、ご注意ください。
もし分からないことがありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
【同じお金をかけるなら・・・】
キュービクルを交換するだけであれば、どこの電気屋さんでも大体可能かと存じます。
しかし、同じお金をかけるならあの手この手を尽くして、オーナーと同じ目線でやりたいと思いませんか?
例えば、メーカーに依頼してユニックかラフターを横付けし、玉掛け釣ポンで完了する方法もありますが、
それで本当に満足されるのでしょうか?お客様がどれだけの電気を使っているのか知らなくても、
キュービクルのサイドポケットに入っている図面と同じものを作ればOKですが、それで十分でしょうか?
私たち株式会社D.H.Dは、お客様それぞれのニーズに合わせた、最適な提案をすることを重要と考え、
長期に渡りお付き合いをさせていただく所存です。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
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